アプローチとなる北東側からの眺め。
敷地区画が比較的広い宅地が続く岡山の中でも落ち着いた住宅街。
母屋の手前にあった駐車エリアに新しく建物を配置している。

低く伸びた軒下空間に、軽やかな片持ち階段が3段。
玄関戸は簡素な片引戸を設える。
垂木間の面戸板に通気スリットを切る。

土台水切りは見付を狭め、シャープな印象に。
郵便受けまでは軒がかかるので、雨天時も濡れずに出入りする。

「直射光が沢山入る暖かい家にしたい」という建て主さんのご要望。
南側に大きく窓をとっている。中央がリビングダイニング。左側に少し見えるのが畳敷。

隣地建物屋根や植栽を越えて、日光が沢山入っている。
雰囲気よりも実利を優先した設計。

リビングダイニング。
勾配天井によって南側は最大で3.5m程の天井高さ。
西側壁にはシャープな枠廻りの窓が2つあり、見える景色が際立っている。
左側の窓は、片引き窓になるよう納まりを工夫をしている。

北側のキッチンを見た様子。
北側天井高は最小で1.9m程までぐっと絞っている

南側壁を全面開口としているので、最低限1箇所は耐力壁が必要となる。
鋼製筋交いを入れている。

色のトーンの揃った素材が並ぶ。
小住宅ながらも、素材感を大事にしている。

脱衣室の入口をみる。
建具枠見付を細くモダンに処理している。

窓越しに軒裏が見える。
サッシのクレセントは低くし、ブラインドを下ろしても操作しやすい位置とする。
キッチン引出の鏡板は、左右で木目が連続するようにしている。

脱衣室正面は鏡張りとして、狭い空間ながらも広がりが感じられるようにしている。