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投稿記事
もともとは4LDKだったところを、大きな土間収納や家族全員のものを収納できるWIC付きの3LDKに変更。
子供たちが一緒に遊んだり、ご夫妻が楽しく家事をしたりと、家族みんなが楽しめる家になりました。
株式会社フォーラス&カンパニー 大阪府 不動産会社
アートが彩る、力強いコンクリートの辛口空間
都内に建つ、2階建てRC造住宅。 建て主はアートを集めるのが趣味で、アートが映えるコンクリートの家を希望。 コレクションを飾る、ギャラリーのような住まいをつくった。 アート作品やデザイン家具をディスプレイする1階LDKの中心に据えられたのは、コンクリートを使ったキッチン。 外壁や壁と同じく杉板型枠の素材感あるコンクリートを使用し、天板はダイニングテーブルの天板に合わせて白の大理石、収納は床と同じナラ材で造作。 生活感の出やすいキッチンだが、空間と素材を合わせて造作したことで、クールな空間と違和感なく調和している。 空間の中心となるキッチンの前にあるテラスからは光と風を取り入れ、外のとのつながりを持たせた。 表情のあるコンクリート空間がアートの魅力を際立たせる、豊かな住まいが完成した。
家族の気配を感じるスキップフロアの大らかな家
実家の隣地を購入した建て主。 既存の実家の隣に、夫婦と3人の子ども、家族5人が暮らす新居を建てることになった。 建て主の希望は、家のどこに居ても家族の気配を感じられる家。 そこで、一体感のあるスキップフロアの家を提案した。 敷地には東西に緩やかな傾斜がある。 その傾斜に合わせてスキップで部屋を連続させ、大らかなワンルームの空間をつくった。 1階のLDKから階段を上ったところに子供室1を、そこからまたひとつ床レベルを上げて子供室2を配置。 それぞれの空間は床レベルで緩やかに分かれているものの、互いの気配を感じられるひとまとまりの空間となっている。 ふたつの子供室は、家族のライフスタイルの変化に対応できる自由度の高い空間。 子どもが小さな今は、家族の多目的スペースとして使用。 子どもたちは自分の好きな場所で過ごし、夜は家族みんなで布団を敷いて寝ている。 成長に応じて個室が必要になれば子供室1と2を仕切ることもでき、子どもの独立後はまた多目的スペースとして使うことができる。 家族の未来を受け入れる、大らかな一体空間が完成した。
UZU[一級建築士事務所ウーズ] 大阪府 建築家
築50年の事務所ビルをリノベーション。
昭和期に建てられた味のあるオフィスビルの執務室。レトロな雰囲気を大事にしながらパソコン中心の現代的な環境にアップデ-トしました。机や椅子でブースをつくり、本棚やラックなど什器でスペースを仕切るオフィス空間では、だんだん家具の役割が建築に近づいていきます。ここでは逆に建築を少し家具に近づけてデザインすることで、家具も什器も、仕切り壁も建具もキッチンも、どれが建築でどれが家具か分からない色々なものがレトロなスケルトン空間に漂っている様相にならないだろうかと試みました。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
資材置き場をコンバージョンしたケーキ店
材木店の資材置き場だった建物を全改装したケーキ店・カフェです。既存の木目調鋼板やビニールの庇、看板、配管類を撤去し、大小2つの切妻屋根が軒を並べたシンプルな外観に再生しました。小さい棟は将来的な利用が見込まれるため、開口部を取外し可能なファブリックで覆って、丸ごと一つの看板として活用しています。内部は既存の吉野杉の魅力を生かしつつ、コンクリートブロック積みのカウンター、黒板塗装の壁面、アイアンの金物などを統一感を持って付加していくことで、コストを最小限に抑えながら統一感のあるテイストにまとめました。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
家族の未来を描き込んだジグザグの家
お子様が生まれたのをきっかけに、教育環境が充実した地域で暮らそうと決意した建て主。 近くに幼稚園から高校までが整った文教地区に、約40坪の土地を得た。 敷地は、東西で角度の異なる変形土地。 そこで、敷地の形状に沿って、東の境界線と西の境界線それぞれに平行になった2つ棟を設け、玄関や廊下で2棟を繋ぐプランを提案。 建物を上から見るとジグザグに見え、全面道路側から見ると、外観に凹凸が生まれ表情豊かに見える。 ジグザグの外観は奇抜で複雑そうに見えるが、主な居室は四角形で構成してるため生活空間には落ち着きがある。 内部に広がるのは、一体感のある空間。 西側の棟の1階にLDKを、東側の棟の1階には水回りと和室を配し、2階の個室を吹き抜けの廊下で繋いだ。 1階の各居室は南側の中庭に面しており、視線や光、風が抜ける開放的な空間となっている。 家族の居場所がありつつも、互いの気配を感じられる住まいとなった。 できるだけ家族で過ごす時間を多くとりたいという建て主の要望から、2階の子供室はデスクとベッドだけが置けるほどの小さな部屋に。 建て主が願うこれからの家族のあり方を写し込んだ、繋がりを感じられる住まいが完成した。
川添純一郎建築設計事務所 兵庫県 建築家
2つの棟が身を寄せ合う、お隣感覚の二世帯住宅
都心部のほど近くにありながら、緑に囲まれた高台に建つ家。 ご主人の仕事の都合で地元に帰ってきたのを機に、ご主人の実家を二世帯住宅に建て替えることに。 これまでの生活習慣を大切にしていきたい親世帯と、小さなお子様を連れて新生活を始める子世帯、それぞれのライフスタイルを尊重しながら互いに心地良く暮らせる家を目指した。 そこで、親世帯が生活する棟と子世帯が生活する棟とが隣接したプランを採用。 コンパクトにまとめられた親世帯の棟、お子様をのびのびと育てられる、開放的な空間を持つ子世帯の棟、ふたつの棟を共用のホールで繋いだ。 ホールには内扉を設け、カギもかけることができるので、お互いの暮らしを尊重することができる。 「二世帯住宅」や「同居」というよりは、「お隣」感覚で身を寄せ合うふたつの棟。 独立性を保ちながらいつでも助け合える、心地良い距離感の二世帯住宅が完成した。
株式会社川本建築設計事務所 広島県 建築家
シンプルな”おうち”で本に囲まれて暮す
都内の住宅密集地、約30坪ほどの敷地に建つ、木造2階建ての家。 切妻屋根のシンプルで可愛らしい”おうち”の中には、思いがけない空間が広がる。 1階のLDKは開放的な吹き抜けの空間。 そしてリビングの壁一面には、大容量の本棚が。 1階から2階までを貫く吹き抜け一面が本で埋め尽くされている姿は、圧巻。 壁一面に収納された書籍の数々が、インテリアを彩っている。 大容量の書棚のほかに建て主がこだわったのは、リビングを通って個室に行く形の住まいにし、リビングで家族が顔を合わせる機会を多くつくること。 住宅密集地ではリビングを2階に配することも多いが、ここでは生活の中心となる場としてリビングを1階に配置。 リビングダイニングには地窓をめぐらせ、天窓も設けたことで、プライバシーを確保しつつも光と風を獲得した。 家族で本棚を共有しながら、吹き抜けで繋がった空間でコミュニケーションをとりながら過ごす毎日。 大好きな本に囲まれて、穏やかな時間を過ごしている。
石川淳建築設計事務所 東京都 建築家
入れ子の箱でつくる広がりのある立体ワンルーム
中層ビルやテナントビルが混在する街に建つ家。 約22坪の敷地に建てたのは、底面6.5m四方の白い箱型の建物。 コンパクトな建物の中には、驚くほど明るく開放的な空間が広がっている。 内部には外形と同じような2つの入れ子の箱を設けた。 2つの箱の間は階段とし、その階段を上るとダイニングが現れる。 箱の上部は、リビングとキッチン。 ダイニング、キッチン、リビングの順に、徐々に床レベルが高くなっている。 6.5m四方の平面でLDKをワンルームにすると中途半端な広さしかとれないが、LDKの床レベルに差をつけて立体的な一室空間にすることで、広がりのある豊かな空間が実現した。 リビング、ダイニング、キッチンのどこにいても家族の声と視線が通り、程よい距離感で繋がることができる。 大きな開口部が無いのに室内が光に満ちているのは、階段室のトップライトから差す光が白い壁に反射するから。 また、随所に設けた小窓はプライバシーが守られた位置を計算して配置され、外部からの視線を気にせず光や風を取り込むことができる。 地上に庭がとれない代わりに設けたのは、約24畳の広々としたルーフテラス。 洗濯物を干したり、バーベキューをしたり、お子様の外遊びの場になったり…腰壁によって守られているので、視線を気にせず過ごすことができる。 窮屈になりがちな都心の小さな家。 3つの箱を適度な距離で配置し、視線や光、風の流れをつくることで、開放感溢れる心地良い住まいが実現した。
アソトシヒロデザインオフィス 東京都 建築家
光と風と緑、自然を楽しむサンルームのある家
都内の中でも緑の残った郊外の住宅地、道路に面した北側以外の三方向を隣家に囲まれた敷地に建つ家。 祖父母から譲り受けた家を、建て主家族のライフスタイルに合わせて建て替えた。 子育て真っ最中の奥様が大切にしているのは、家族で食事をしたり友達とお茶を飲んだりする時間。 そこで、日中生活し、家族や友人と集う大切な場所であるリビング・ダイニングは快適性を求めて明るい2階に配置。 1階には寝室や水回りを配し、プライベートなスペースとした。 2階LDKはひと続きの開放的な空間。 リビング北側にはサンルームを設けた。 サンルームからは隣にある麦畑の緑が見え、光と風、緑といった自然を取り込む心地良い場所となっている。 ナチュラルモダンな内部空間を彩るのは、パステルカラーで塗り分けられたカラフルな壁。 屋上のルーフテラスやリビングの一部のガラス張りの透けた床など、わくわくする場所がある楽しい住まいとなった。 自然をふんだんに取り込んだ居心地の良い空間に遊び心を取り入れた、生活を豊かにする家が完成した。
田口知子建築設計事務所 東京都 建築家
ライフスタイルを叶えるスキップフロアの家
お子様が生まれたのを機に、自分たちのライフスタイルに合った新居を建てようと土地を購入した建て主。 以前音楽関係の仕事をしており、今でも趣味として音楽を楽しんでいるご主人は、深夜でも近所に気兼ねなく音を出せる防音室のある家を希望。 また、プログラマーだった奥様の希望は、家中どこにいてもインターネット通信ができる家。 片付けがしやすく、居心地の良いリビングダイニングも求められた。 そこで提案したのは、地下1階地上2階建てのプラン。 玄関から半階下りればご主人のためのスタジオがある地階へ、階段を上ればLDKのある1階へと、スキップフロアで繋いだ。 3階には子ども室を配置。 家のどこに居てもネット通信ができるよう各階に接続口を設け、3台のノートパソコンをフル活用している。 どのフロアもバルコニーやドライエリアといった「外の箱」から光や風が入り、開放的で清々しい。 階段の踊り場はライブラリースペースとして活用し、家族の居場所がたくさんある伸びやかな空間となった。 リビングは、ネット通信を楽しみながら心地よく過ごせるインターネットカフェをイメージしていたという奥様。 リビング・ダイニングに巡らせた白い造作収納で、整然と片付いた統一感のある空間を実現。 北欧家具がよく映える美空間となった。 機能的で美しいスキップフロアの家で、家族のライフスタイルを叶えることができた。
FISH+ARCHITECTS 東京都 建築家