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投稿記事
高梁川の東側にあたるこのエリアは、豊かな水に恵まれ昔から水田が拡がり、焼杉に漆喰壁の農家住宅が点在していました。近年幹線道路が整備され、市中心部へのアクセスが便利になったことにより、急速に住宅が立ち並ぶようになりました。この敷地は南北に住宅が迫っていますが、西側の土手方向には大きく拡がりがあり、この拡がりを住宅に取り入れることを端緒に設計を進めました。黒の下屋部分には水廻りを集め、また白の2層部分には各居室を集め、中央の吹抜け空間を介して南北明快に分けています。延床約28坪程度とやや小さめの住宅ですが、中央に大きな吹抜け空間を作ったり、各部屋をあまり間仕切らずに開放的な作りとすることで、28坪とは思えない程の拡がりを感じれるようにしています。外観はこのエリアに昔から佇む焼杉に漆喰壁の住宅の外観を踏襲し、歴史の延長線上に位置するデザインとしています。
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傾斜地の地形を利用した最上階にガレージを持つ住宅
神奈川県郊外の住宅地の傾斜地に建つ住宅。 敷地全体が約30度の傾斜地なため設計、工事共に難しい条件でしたが土地の持つ力を読みとりそれをデザインすることによって理想のかたちを実現しました。 無理な土地の造成や必要以上の木々の伐採を行わず自然と共に暮らす住宅です。下2層は斜面の中に半分埋まっていて基礎と居住空間そして土留の三つを兼ねています。最上部はクライアントの趣味である車を5台格納するためのアトリエ兼ガレージとなっていて心置きなくガレージライフを満喫していただけます。 余計なお化粧はせずにコンクリートや材木のもつ素材の自然な風合いを生かしシンプルにデザインすることによって鉄筋コンクリート構造ながら坪単価約62万円のローコストも実現しています。
ミナトデザイン1級建築士事務所 神奈川県 建築家