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投稿記事
高梁川の東側にあたるこのエリアは、豊かな水に恵まれ昔から水田が拡がり、焼杉に漆喰壁の農家住宅が点在していました。近年幹線道路が整備され、市中心部へのアクセスが便利になったことにより、急速に住宅が立ち並ぶようになりました。この敷地は南北に住宅が迫っていますが、西側の土手方向には大きく拡がりがあり、この拡がりを住宅に取り入れることを端緒に設計を進めました。黒の下屋部分には水廻りを集め、また白の2層部分には各居室を集め、中央の吹抜け空間を介して南北明快に分けています。延床約28坪程度とやや小さめの住宅ですが、中央に大きな吹抜け空間を作ったり、各部屋をあまり間仕切らずに開放的な作りとすることで、28坪とは思えない程の拡がりを感じれるようにしています。外観はこのエリアに昔から佇む焼杉に漆喰壁の住宅の外観を踏襲し、歴史の延長線上に位置するデザインとしています。
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大樹を仰ぐように暮らす
神社の参道に立つ樹齢200年を超えるケヤキに囲まれているという周辺環境に惹かれ、購入を決めた敷地。 高さのある大樹は、普通の高さで窓をつくると幹の部分しか目に入らない。そこで1階LDKの天井を高めに設定し、ケヤキの四季の変化を視覚的に楽しめる暮らしを提案する。 敷地は広く、ガレージや畑、庭などをゆったりとっている。 削ぎ落とせる部分は捨て、広い敷地に小さく建てること、また個室をつくることにこだわらない建主ご夫婦の自由な発想が、より快適な家づくりにつながっている。
株式会社東海林健建築設計事務所 新潟県 建築家