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投稿記事
約90㎡のマンションのリフォーム計画です。
住戸に対して3面ぐるりと広いバルコニーが取り巻き、最上階であることの見晴らしと併せて、面積以上の広がりを感じます。
一方では、住戸内には動かすことのできない、上下階とつながる大きな柱状の構造体(ダクトスペース)が3つあり、今回のフルリノベーションでは、それらを上手く間取りに取り込みながら、玄関から続く広くのびやかなリビングダイニングと、機能的にぎゅっとまとめたキッチンなど水廻り、コンパクトな個室という、メリハリのある空間構成となっています。
動かせいダクトスペースの大きなボリュームを逆手に、敢えて大谷石仕上げとすることでオブジェのようなその存在感は、広い空間にさらに奥行き感じさせます。また出入りがしにくく視覚的な障害にもなっていた既存窓下の30cmほどの立ち上がりには、連続性を持たせるために大谷石のステップを設えました。
リフォーム前からお持ちになっていた素敵なビンテージの家具が馴染むよう、白い壁ではなく、ノイズ「斑」・素材感のある仕上げで、場所や材料ごとテクスチャーの違うものを丁寧に組み合わせました。動かせないコンクリートの壁には「大谷石」、梁形には「化粧せっこうボード」、壁や天井に「ジョリパット」、床には節のあるフローリング。「斑」の種類や大きさは違いますが、色調をグレイッシュに統一することにより、家具などの調度品と空間がうまくまとまっています。落ち着いた空間の中にも、子供室やキッチン壁などには、遊び心のあるタイルやクロスをアクセントに。
ブラインドからは柔らかな光が、西窓に設えたウッドシャッターからは美しい光の模様が差し込み、日々や季節を通していろいろな景色・表情を見せてくれます。
株式会社アオイデザイン aoydesign 神奈川県 建築家
- 崖地
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2018/2/25(日) オープンハウス開催します。
日時;2018/2/25(日) 時間;AM11:00~PM5:00 開催場所;千葉県習志野市(京成本線 京成大久保駅より徒歩15分) Studio R1で設計監理させて頂きました住宅が完成いたしました。 この度、施主様のご厚意によりオープンハウスを開催させて頂くことになりました。 崖地の高低差を活かした計画と、裏手にある公園の木々を取り込んだ、落ち着きながらも明るく快適な環境を作り出しています。是非ご覧頂ければ幸いです。 また同時に家づくり無料相談会も開催いたします。 尚、見学は申し込み制(無料)とさせて頂いております。 ご希望者の方は事前に、電話・ファックス・メールにてご連絡下さいますようお願い致します。 後ほど詳しい資料をお送り致します。 [ご予約はこちら] Studio R1/一級建築士事務所 佐竹 了一 TEL&FAX : 045-546-3780 HP : http://www.studio-r1.com/ E-mail : info@studio-r1.com
Studio R1 一級建築士事務所 神奈川県 建築家
空と遠景を堪能する展望台のような家
南斜面の崖地に建つ家。 背後には山が広がり、正面には遠くに山々や街並みが広がる。 毎日深夜まで働きづめの忙しい建て主は、貴重な家での時間をゆったりと過ごせる別荘のような家を希望。 南側に広がる抜群の眺望を生かした、展望台のような住まいをつくった。 敷地が崖地にある場合、自治体が定める条例によって建物が建てられる範囲が制限される。 さらに、南側の眺望は良いものの、敷地南のすぐ前には4階建てのマンションが建っている。 プライバシーを守りつつ、視界を遮るものなく遠望を存分に愉しめるよう、2階、3階部分を5mほど崖側に張り出させた。 眺望の良い2階に吹き抜けのLDKを設け、3階には吹き抜けでリビングと繋がる子供室を配置。 南の大開口が絶景を切り取る。 窓は床面より少し上の部分から天井いっぱいまで広がっており、前の集合住宅が視界に入らず、目に入るのは景色と空のみ。 ダイニングカウンターでは眼前に広がる景色を眺めながら食事を愉しむことができ、まるで展望レストランのよう。 キッチンに立つと、3階の子ども部屋まで見渡すことができ、家族の気配を感じることができる。 難しい敷地条件を逆手に取り、恵まれた眺望を最大限に生かした住まいが完成した。